謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
このブログをご覧いただいている皆さまのご健康とご多幸を心より願っております。
昨年はわたしたちにとっても様々なことがありました。
新しい出会いがあり、勉強になったこと、教えていただいたこと、新たに挑戦したこと、があり、成長できたこともたくさんありました。
たくさんの方々にご助力いただいた結果、今の私たちがあると思います。
本当にありがとうございました。
さて。
話は変わりますが、アニメ業界って、以前から結構ブラック、低賃金で長時間労働と言われてきましたね。
で、作画などさまざまな工程が外国に発注されるようになり、そこからその国で日本に匹敵するクオリティーのアニメが作られるようになってきている。
デフレ下の日本、逆に日本のアニメ産業従事者が高給で迎えられるようになってきている、とも言われています。
かつての家電や半導体に代わって、クールジャパンなんて言葉も生まれるほど、重要な日本のコンテンツ、輸出産業であるにも関わらず、労働環境の改善に努めてこなかった結果、その優位性が失われかねない状況のようですね。
これって、私たち塾業界にも似たような面があると思います。
歴史的に見ても、本来、私教育は、学校教育における限界に縛られずに、子供たちの成長に寄与することができる、重要な役目を担ってきました。
海外の最新の文物を、将来を担う次の世代に伝えていく役割も果たしてきました。
現在も、志望校の合格や成績向上のために塾に行く、と言われています。
しかし、昨今は、「学ぶことについての考え方」や「学ぶことの意義」を伝える私たちの努力なくして、そのような結果は得られません。
また、「今」だけ成績が上がっても、将来にわたっていい影響を残すことができなければ、価値は低い。
もはや、無理やり勉強させるようなやり方は、これからの教育の在り方から考えても、もう時代遅れです。
教育こそ、最新の研究や技術に裏打ちされたものであるべきです。
そして、そのためには、教育に携わる人たちの「働く」という事に関しても、時代にあった新しい考え方のものでなければならない。
そう私たちは考えています。
ところが、今の学校含めて、そのような大事な役割を担っている「私たち自身の労働環境」が、個人の使命感や責任感に依存した前時代的なもののままです。
だから、今の教育は、それこそ古い価値観を子供たちに植え付けており、子供たちからも背を向けられてしまっている。
そして、子供たちが成長してから、「あれはないよね。意味なかったよね。」
と言われてしまっている。
私たちは、教育こそが、地域、国、そして地球規模の問題を最終的に解決していくために必須であると確信しています。
だからこそ、その大切な「教育」を担う私たち塾業界における働き方、労働環境についても、新しい時代にあったものに更新していかなければならない、と考えています。
これが、私たちが組合活動に尽力している「理由」です。
…ちょっと話が大きくなってしまいました。
ですが、偽らざる本音であります。
ウィザスで働く全ての方々、だけでなく、塾業界で働く全ての方々に貢献できるよう、昨年よりもより一層、頑張っていきたいと考えています。
本年も、何卒よろしくお願いいたします。